床用ワックスの基本を知ると清掃レベルが上がります

今回はワックスの塗り重ねについてです。

日頃から使われている方はご存じかもしれませんが、新入社員やアルバイトの方は知らないことが多いです。基本ですが社員全員がこれを抑えておくと会社のレベルが上がります!

ワックスは黄色い

まずワックスは黄色いです。透明に近いですが、薄っすら黄色がかっています。そのワックスを塗り重ねていくことで黄色が濃くなっていきます。

これは日本でピカっと光った艶感が好まれているので、このように作られていることが多いです。薄っすら黄色いワックスは艶を出すメリットなのですが、しっかりメンテナンスを行う必要があります。

ワックス床をきれいに洗浄しても塗り重ねると黄色くなるので、どこかのタイミングで剥離作業をしてリセットする必要があります

この画像は1枚目をどんどん重ねていった図です。9枚も重なると完全な黄色になってしまいます。

 

※実際のワックスはここまで黄色ではありませんが、わかりやすいように濃いイメージにしています。

黒いワックス

写真のような黒くなったワックス床を見たことをあると思います。

これはワックスを塗る前にしっかりクリーニングを行わないことで起こります。

汚れて黒ずんだワックスの上から新しいワックスを塗ることで、黒ずんだワックスを閉じ込めてしまいます。

それがどんどん重なっていくことで真っ黒になってしまいます。黒くなる構造は上記の黄色いワックスの塗り重ねと同じです。

低層膜管理

紹介したワックスの塗り重ねを防ぐために低層膜管理というものがあります。ワックスを多く塗り重ねず、少ない枚数を維持し続ける方法です

オーボットを含む、オービタルマシンにはその管理が可能です。

オービタルドライブとパッドの力でワックスを削ります。

【削る→塗る→削る→塗る】を繰り返すことでワックスが重なっていきません。

ワックスが多く塗り重なるのをリセットするために剥離作業を行いますが、塗り重ならなければ剥離作業が必要になってきません。

この剥離作業を減らすことは作業者の負担軽減転倒やトラブルリスクの回避コスト削減環境配慮など多くのメリットに繋がります!

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