これまで第1回では汚れの基礎、第2回では再汚染の仕組みを解説しました。最終回のテーマは、「汚れを確実に落とすための実践方法」です。
①ドライの汚れをしっかり除去
まず欠かせないのがアップライトバキュームです。清掃の最初に行うドライ汚れ除去を丁寧に行うことで、後の洗浄効率が大きく変わります。ただし、どこでも同じようにかけるのは非効率です。汚れの少ない場所は軽めに、入口付近や動線上など汚れが集中する箇所に時間をかけるのがポイントです。この段階でしっかり除塵できていれば、再汚染リスクも下がります。
②再汚染リスクを減らすための水分量
次に重要なのが水分量の管理です。再汚染を防ぐには「適した洗剤量を使用する」ことに加えて、「水を減らす」か「確実に回収する」かのどちらかも必要です。エクストラクションでは、汚水をしっかり吸引回収する技術が必要です。一方、水分量を減らすアプローチとして有効なのがオーボットです。
オーボットはオービタルドライブ機という駆動とパッドの吸水力により、約100㎡あたり10Lという少ない水量で洗浄可能。これはエクストラクションの約1/10の水分量です。そのため乾燥が早く、再汚染を抑えながら美観を長く維持できます。さらに、水を汲みに行く&捨てに行く回数が減ることで、時間短縮と作業中の事故リスク低減にもつながります。
また、オーボットは中性洗剤+少水量運用で素材への負担も少なく、ホテル・オフィス・商業施設など多様な現場に対応可能です。
入口や通路などの高通行エリアではアップライトで徹底除塵し、その後は水分量をしっかり管理しながら作業を行う。
この組み合わせが、効率と品質の両立を実現します!
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