品質を維持する掃除機のブラシ交換

今回は掃除機のブラシについてです。

ブラシを定期的に交換されていますか?

これまでにブラシを交換したことはないと言う方もおられると思います。業務用、家庭用に関わらず、交換をしないと掃除機をかけている意味がないかもしれません。品質の問題や清掃時間を無駄にしないためにもブラシについて知っていただきたいです。

ブラシの役割

掃除機の吸引力でゴミを吸えるからブラシ交換は必要なの?と思われるかもしれません。

Pタイルや石材などの床材であればブラシが無くても大きな影響は出ませんが、カーペットの場合はゴミを吸えていない可能性があります。
カーペットのゴミ(土砂なども含む)はパイルの底まで潜んでいます。表面のゴミであれば掃除機の吸引力だけで吸うことができますが、底のゴミは吸引力だけでほとんど吸うことができません。
ブラシでカーペットを叩いて、底のゴミを巻き上がらせたモノを吸い込んでいます。そのため、ブラシが必要となってきます!

ブラシの失敗談

先日、私もブラシで失敗をしました。

デモンストレーションの前には動作チェックを行っています。事務所の玄関マットで吸引のチェックを行った際はブラシもしっかりと当たっていました。しかし、現場に持っていくとほとんどブラシが当たっていない状態でした。毛足が長い玄関マットなのでブラシが当たっていましたが、現場のタイルカーペットは毛足が短かったため当たりませんでした
当たらないということは、底のゴミを吸うことができません。底の汚れは目には見えませんが、品質に影響が出る可能性があります。

お客様にも指摘されて恥ずかしい思いをしました。ブラシの減り具合は当たり具合ではなく、目視で確認することが大事です。

ブラシ擦り減りの例

画像のようなブラシであれば、ほとんどパイルに当たっていません。

たかがブラシですが、カーペット上の汚れの70%ほどが土砂などによる汚れです。それを除去できないようではクリーニングが出来ていないことと同じです。

社内で交換基準交換時期を設定することで、このようなトラブルは起きません。クレームを出さない、クリーニングの品質を落とさないためにもブラシ交換は必須です!

 

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