2025年、「求人を出せば来る」が通用しない理由

「求人広告を出しても応募がゼロ」
「やっと面接に来ても、初日で辞めてしまった」

清掃・建物管理の現場で、こんなあるあるに直面していませんか。
現場を支えるスタッフは高齢化し、新しい人はなかなか入ってこない。最低人数でなんとか回し、営業や管理職が穴埋めに入っている。そんな状況は珍しくありません。

どのような問題が起こるのか

大切なのは、これは一社だけの問題ではないということです。
採用市場ではいま人材の取り合いが起き、賃金水準の高い他業界へ人が流れやすい構図があります。清掃・建物管理は社会に不可欠な仕事である一方、単価を上げにくく賃金面で不利になりやすいため、「募集しても来ない、来ても定着しない」が起きやすい状態です。実際、サービス業を中心に人手不足を要因とする倒産が過去最多ペースで増えています。

この状況を放置すると——
・現場が回らないリスクが常態化
・既存スタッフの負担増 → 疲弊・不満の蓄積
・退職の発生 → さらに人数が減り、雪だるま式に悪化

人口減少と労働人口減少

日本では少子高齢化が進み、労働人口の数が長期的に減っています。
この影響は、清掃や建物管理のように人手に依存する業務で特に大きくなります。機械化だけでは補い切れないため、人材の確保が難しく、採用競争が厳しくなるのです。

つまり「人が来ない・定着しない」は、会社の努力だけでは解決しづらい構造的な問題でもあります。だからこそ、場当たり的な求人強化ではなく、現状の数値を見える化し、課題の箇所を特定することが出発点になります。

さらに清掃・ビルメンテナンス領域では、人手不足を実感する事業者が9割超という調査もあります。現場の工数を外注・再委託や運用の工夫でしのぐケースが増えている一方、DX推進では人材不足・現場教育の難しさがボトルネックになりがちです。

求人にヒント

そこの改善のヒントは求人方法にあると私たちは考えます。
まず取り組みたいのが、求人のやり方を変える前に、現状を数字で把握することです。

次回は、やみくもな広告出稿から脱却するための最初の一歩として「数字の見える化」をご紹介します。
応募 → 面接 → 採用 → 定着の流れを数字で追うことで、つまずきポイントがはっきり見えてきます。


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