前回の記事では、バフ作業の基本とその効果について紹介しましたが、今回はバフ機を使用して床をさらに輝かせるためのコツをご紹介します。
床の光沢を最大限に引き上げるための重要な要素として以下の3つがあります。
バフ機の種類、ワックスの種類、パッドの種類
それぞれが床を光らせる大きくな要素であり適切な選択と組み合わせによって床の美しさが左右されます。
1. バフ機の種類
バフ機の速度や動力の種類(コード式、バッテリー式、プロパン)は、作業効率と仕上がりに大きく影響します。
単純に回転数が高ければ高いほど光沢が出やすくなります。所謂ハイスピードバフ機と呼ばれる機種は、光沢を引き出すために非常に効果的かつ効率的な機械です。
2. ワックスの種類
ワックスの種類によってバフ作業により光沢の出やすさが異なります。
アクリル系ワックスは一般的に柔らかいワックスと認識されておりバフ作業と相性が良く光沢が出やすい特徴があります。
ウレタン系ワックスは耐久性がある一方でアクリル系と比較して硬いワックスの為、光沢が出にくいとされております。
施設の要望や目的とバフ作業の頻度に合わせて、最適なワックスを選ぶことが光沢の質を左右します。
3. バフパッドの種類
バフパッドは光沢の上がり方やワックス層への影響を決定づける大きな要素です。
ソフト系のパッドはワックスへの影響を極力減らしながらも光沢を出すのに適しています、塗布してまもないワックスやアクリル系のワックスに適しています。
ハードパッドはウレタン系または時間によって硬くなり光沢が出にくいワックスに対して使用するケースが多いパッドです。
ワックスの種類と塗布してから期間に合わせて適切なパッドの選択が光沢の均一さや仕上がりの美しさに大きく関わります。
その他の要素
加えて、以下の要素も光沢を引き出す上で重要です。
作業の頻度:ワックスの種類、消耗に合わせた定期的なバフ作業を行うことで、光沢が持続しやすくなります。
活性化剤:硬くなり光沢が出にくいワックスを再活性化させるケミカルを使用することで劇的に光沢が出やすくなります。
バフ機の種類、ワックスの種類、パッドの種類の3つは床をバフして光沢を最大限に引き上げるための主要な要素です。これらを適切に組み合わせることで、床の美しさと耐久性を効果的に維持できます。
次回は日本で唯一のコード式バーニッシャーを含めおすすめのバフ機をご紹介させていただきます。
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