夏の暑さからマシンを守るために行うべきこと

夏の暑さはマシンに悪影響を及ぼします。特にリチウムイオンバッテリーは注意をして管理を行う必要があります。

バッテリーについて

バッテリーは高温と低温に弱く、過度な温度は劣化を早めます。特に夏場は車内の温度が50度を超えることがあり、事故につながるリスクがあります。

保管時の注意

夏場は車内にバッテリーを放置することは極力避けてください。高温になるとバッテリー自体が使用できなくなることがあり、劣化を早め、事故の原因になることも考えられます。

また、長期間バッテリーを使用しない場合は適切に保管することが重要です。バッテリーは残量が残っていることを確認した上で涼しい場所に保管すると劣化を防ぐことができます。さらに、定期的に充電状態を確認し、必要に応じて再充電を行います。

事故の事例

リチウムイオンバッテリーの事故は年々増えています。以下は東京消防庁が発表しているリチウムイオンバッテリーに関する火災状況です。リンク内に詳細が記載されていますが、事故の事例としてモバイルバッテリー、スマートフォン、掃除機、電動工具など、皆様に馴染みのあるものも含まれています。

引用:東京消防庁 リチウムイオン電池搭載製品の出火危険

マシンについて

バッテリーを搭載していないマシンも高温に気をつける必要があります。プラスチックやゴムのパーツは劣化や変形をしてしまうことがあります。過去にオーボットでも50度を超える環境に長期間保管していたことで、パーツが溶けてしまったという事例もありました。

結論

夏場のバッテリー管理は高温対策と定期的な点検が必須です。適切な環境で保管し、定期的に点検することでバッテリーの寿命を延ばし、安定した性能を維持することができます。

バッテリーを扱う会社から「ここ数年の気温上昇により、予想もしていなかった不具合が発生している」という話を聞きました。「これまで何も起こっていないので大丈夫」と考えるのではなく、これからは今まで以上に注意をしてバッテリーを使用してください。