ショッピングモールやオフィス、ホテルで見かけることが増えたボロン床。デザイン性が高く丈夫な床材ですが、「黒ずみやカビが取れない」「ボロン床の掃除はどうするのが正解か分からない」というご相談を、清掃の現場でよくいただきます。名前を知らなくても「あ、見たことがある!」という方も多い床材です。
私たちインテックスソリューションは、実際の清掃現場で資機材を検証してきた専門商社です。その経験から先にお伝えすると、ボロン床の掃除は「強い洗剤でゴシゴシこする」のは逆効果で、編み込み構造に合った方法を選ぶことが何より大切です。この記事では、ボロン床の特徴から正しい掃除・カビ対策の手順までを順番に解説します。
ボロン床(ボロンタイル)とは?
ボロン社はスウェーデン生まれの、ビニールを編み込んだ床材を作っているメーカーです。そこが作る「ボロンタイル」は、汚れにくく丈夫で、デザイン性に優れているため世界中で人気があります。最近ではショッピングモール、オフィスビル、フィットネス、ホテルなど、人通りの多いさまざまな場所で増えてきています。

引用:https://www.bolon.com/en/floors/artisan/concrete
ボロン床の汚れが落ちにくい本当の理由
ボロン床の汚れが落ちにくいのは、汚れが「表面」ではなく「編み目のすき間」に溜まるためです。一般的なモップでの拭き掃除では、表面はきれいに見えても、すき間の汚れまでは届きません。これが再び浮き出てきて、黒ずみとして残ってしまいます。そのため、ボロン床の掃除は編み目のすき間までアプローチできる方法を選ぶ必要があります。
| 汚れの程度 | おすすめの対処法 |
|---|---|
| 日常のホコリ・砂 | 掃除機での吸い取り |
| 皮脂汚れ・軽い黒ずみ | スーパーゾルブパッド+薄めた中性洗剤 |
| 染み込んだ黒ずみ・カビ | ORBOTなど専用機材での洗浄/専門業者へ相談 |
汚れた場合は…?オーボットでのクリーニングが推奨
前述の通り汚れにくいのですが、汚れてしまうこともあります。ショッピングモールでは飲食フロアに敷かれていることもあり、こぼした跡などで汚れているのをよく目にします。そのクリーニング方法として、ボロン社公式でもオーボット(ORBOT)が推奨されています。以下は英語ですが、ボロン社公式ウェブサイトに掲載されている資料です。
Bolon_Flooring_Cleaning_Guideボロン床の正しい掃除方法【手順】
ボロン社の資料を翻訳し、さらに分かりやすく修正したボロン床 掃除の手順は以下の通りです。
※破れがあったり、固くなっているスーパーゾルブパッドはボロンタイルを傷める可能性があるので使用しないでください。
やってはいけないボロン床の掃除
- 強い洗剤の原液使用:変色や素材の劣化の原因になります。まずは中性洗剤を薄めて使うのが基本です。
- 硬いブラシでのゴシゴシ洗い:編み目を傷め、かえって汚れが入り込みやすくなります。
- 水のかけ過ぎ・乾燥不足:すき間に水分が残るとカビの原因になります。
つまり、汚れの種類や程度によって最適な方法は変わります。軽い汚れは日常清掃で、染み込んだ黒ずみやカビは専用の機材での洗浄が必要です。
ボロン床のカビ・黒ずみへの対処法
ボロン床のカビにお困りの場合、原因の多くは“すき間に残った水分と汚れ”です。表面を拭くだけでは再発しやすいため、(1)汚れをパッドでかき出す→(2)十分にすすぐ→(3)しっかり乾燥させる、という流れが重要になります。広範囲のカビや、何度も再発する黒ずみは、無理に市販品で対応せず専門業者へ相談するのが安全です。
よくある質問
ボロン床は家庭用の掃除機やモップでも掃除できますか?
日常的なホコリ取りであれば家庭用掃除機で問題ありません。ただし、編み目に染み込んだ黒ずみやカビは、表面を拭くモップでは落としきれないことが多く、専用パッドや床洗浄機が必要になります。
ボロン床にワックスは必要ですか?
ボロンは基本的にワックス不要の床材です。塗布するとかえってベタつきや汚れの付着を招くことがあるため、メーカーの推奨に従ってください。
ボロン床のデメリットは?
デザイン性と耐久性に優れる一方、編み込み構造ゆえにすき間汚れが溜まりやすく、正しい方法での定期清掃が欠かせない点がデメリットといえます。
ボロン床でお困りなら、ご相談ください
「床材で困っている」という問い合わせがあり、確認するとボロンタイルだった、ということがよくあります。増えてきているとはいえ、まだ一般的とまではいえない床材です。私たちは実際の清掃現場でORBOTをはじめとする資機材を検証し、床材ごとの最適なメンテナンスをご提案しています。
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