バーニッシャーを回したらパッドが回らない、異音がする、コードを動かすと電源が落ちる――現場で年に数回は遭遇する症状です。バーニッシャーは高回転で床面を磨くマシンのため、不調を放置するとモーター焼損や床材への傷につながります。「自分で直せる範囲」と「業者に任せるべき範囲」をはっきり分けることが、結果的に修理費を最小化する近道です。
私たちインテックスソリューションは、テナントカンパニー(Tennant)社のバーニッシャー2370、B5、B7をはじめ、清掃資機材を実際の現場で検証してきました。本記事ではバーニッシャーの代表的な故障パターン、自分でできる切り分け、業者依頼の判断基準、純正パーツの取り寄せルートまでを一気通貫で整理します。

バーニッシャー修理の前に:代表的な症状と原因
バーニッシャーの不調は、原因が「電気系」「駆動系」「消耗品劣化」のいずれかに切り分けられるケースがほとんどです。まずは症状から原因のあたりをつけます。
| 症状 | 主に疑う原因 | 切り分けの手がかり |
|---|---|---|
| 電源が入らない | 電源コード断線/プラグ・スイッチ不良/バッテリー劣化 | コードを動かすと一瞬入る、別コンセントで試す、バッテリー電圧確認 |
| パッドが回らない・回転が弱い | ベルト切れ・伸び/モーター不良/パッド過圧 | 本体を倒して目視、無負荷時の回転、パッドホルダーの摩耗 |
| 異音・振動が大きい | パッド片寄り/ホイール変形 | ゴロゴロと低い音がする場合はホイールの変形・摩耗を確認 |
| 仕上がり光沢が出ない | パッド劣化/回転数低下/床面のワックス未硬化 | 新品パッド交換で改善するか、回転数仕様の確認 |
| 稼働中に止まる | サーマルプロテクター作動/コード過熱/過負荷 | 10〜20分待って再起動できるか |
コード式の2370はコード断線が最頻、バッテリー式のB5・B7はバッテリー劣化とパッド過圧が定番の原因です。
やってはいけない自己修理
バーニッシャーは1500〜2000rpm前後で回転する高負荷マシンです。誤った修理は感電・火災・床材損傷の原因になります。次の対応は避けてください。
- 通電したままの分解:必ず電源コードを抜き、バッテリー機は主電源スイッチを切ってから作業します。
- サイズ違い・社外品パッドの強引な装着:パッドホルダーの摩耗が早まり、振動・異音・床材傷の原因になります。
- 絶縁テープでのコード補修:一時しのぎにはなりますが、外装内部での被覆破れは漏電につながります。コード一式交換が原則です。
- モーター単体の素人分解:ブラシ(カーボン)交換以外の内部分解は再組立て精度が出ず、焼損の原因になります。
電気機器の取扱いについては厚生労働省「職場のあんぜんサイト」でも電源遮断・絶縁確認の基本が示されています。事業所として運用する場合は、社内点検手順に組み込んでおくと安心です。
自分でできるバーニッシャーの一次対応
業者を呼ぶ前にできる切り分けと、消耗品レベルの交換だけでも、現場復帰までの時間は大きく変わります。次のステップで進めてください。
ここまでで復旧しない場合は、駆動系・電気系の内部不良の可能性が高くなります。無理に分解せず、次の判断基準で業者依頼に切り替えてください。

業者に依頼すべき修理の境界線
「自分で直す」と「業者に任せる」の境界は、安全リスクと再発リスクで決めます。次のいずれかに該当する場合は、業者修理を選んだ方が結果的に安く済むケースが多いです。
| 自分で対応してよい範囲 | 業者に依頼すべき範囲 |
|---|---|
| パッド・パッドホルダー交換 | モーター内部・電源コード一式の交換(アース・絶縁要確認) |
| バッテリー端子の清掃・締付 | バッテリー寿命診断・適合バッテリーへの更新 |
| 外装・ホイールの清掃 | 制御基板・スイッチユニットの不良 |
特にバッテリー式のB5・B7は制御基板を介して保護動作が入る設計のため、症状だけでは原因が特定しづらく、診断機を持つ業者に出すのが安全です。
テナントカンパニー製バーニッシャーのパーツ供給ルート
「取引のあった販売店から連絡が取りづらくなった」「バーニッシャーのパッドやコードはどこで頼めば」という声が増えています。テナントカンパニーの国内取扱体制の変更により、従来の窓口が変わったケースがあるためです。当社はテナントカンパニー製品を扱う専門商社として、機種ごとに次の供給を継続しています。
- 2370(コード式バーニッシャー):パッド、電源コード、スイッチ、ホイール
- B5(小型バッテリー式バーニッシャー):専用バッテリー、パッド、充電器
- B7(大型バッテリー式バーニッシャー):専用バッテリー、24/27インチパッド、ホイール
機種名・シリアル番号・症状をいただければ、純正パーツの取り寄せ可否、納期、代替策まで一括で回答します。納期は在庫品で数日、海外取り寄せ品で2〜4週間が目安です。詳しい全機種対応はテナントカンパニー製品の修理・代理店・代替機ガイドで整理しています。
バーニッシャー修理に関するよくある質問
バーニッシャー2370のコードだけ交換できますか?
はい。2370はコード式バーニッシャーの定番機で、電源コード一式は純正部品として取り寄せ可能です。被覆の劣化や付け根の断線が疑われる段階で、本体を傷める前に交換することをおすすめします。
バーニッシャーのパッドが回らないとき、まず何を確認すべきですか?
電源を切ったうえで本体を倒し、パッドホルダーが手で回るかを確認してください。手で回るのにモーター駆動で回らない場合はベルトかモーター、手でも回らない場合は固着や軸受け不良が疑われます。
古いバーニッシャーは修理と買い替え、どちらが得ですか?
残耐用年数と修理コストで判断します。モーター内部の本格修理が必要な場合、コードレス機(B5・B7)への更新の方が長期的に安く済むケースもあります。当社では修理見積と代替機見積を並行してお出しできます。
他社で購入したバーニッシャーでも修理・パーツ供給は受けられますか?
はい。テナントカンパニー製であれば、機種・シリアル番号が分かれば購入元を問わずパーツ取り寄せ・修理相談を承れます。詳しくはお問い合わせからご相談ください。
バーニッシャーの修理・パーツ、ご相談ください
バーニッシャーは「異音が出始めたタイミング」が修理判断の分かれ目です。早い段階でパッド・コードを点検すれば、モーター本体まで傷める前に止められます。当社では2370・B5・B7をはじめテナントカンパニー製バーニッシャーの修理パーツ供給・代替機提案を、機種ごとに整理してご回答します。「どこに頼めばいいか分からない」というご相談だけでも歓迎です。
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