効率良くカーペットメンテナンス

カーペットの効率的なメンテナンス方法をよく聞かれます。これはカーペットメンテナンスを行う上で永遠のテーマだと思います。カーペットが汚れるメカニズムや汚れる場所をしっかり理解していれば、効率的な方法を見つけるヒントになります。

アップライトバキュームを使用する

カーペットメンテナンスに1番重要なことはアップライトバキュームを使用することです。ポット型バキュームやハンディークリーナーではカーペットの除塵にほとんど効果はありません。

アップライトバキュームでカーペットの底に溜まった土砂をしっかり除去する必要があります。

ゾーニング

人の歩行が多い場所を集中的に除塵する必要があります。建物の入り口やエスカレーター、エレベーター付近などです。その部分に関しては、多くの時間をかけるほど汚れが取れると思っていいでしょう。

一方、人の歩行がない端や壁際は土砂が溜まらないのでアップライトバキュームで時間をかける必要はありません。カーペットの表面にホコリは溜まるので、それはポット型バキュームやハンディークリーナーでも除去が可能です。

このように場所で区別することをゾーニングと言います。ゾーニングを社内で行うことは面倒ですが、これを行うことで結果的に効率的な作業となります。

土砂がカーペットに与える影響

なぜ歩行が多い場所を集中的に除塵する必要があるのか?

それは土砂がカーペットを破損させたり、汚れを発生させるためです。土砂を回収していないと建物全体に土砂がどんどん広がっていってしまいます。

以下の写真は汚れているのではなく、繊維が完全になくなって白くなっています。特にオフィスビルでデスクの下に土砂が多いと、このようになりやすいです。椅子のローラーと土砂が絡まるので余計にこのようになります。こうなると張り替える方法しか対応策はありません。

張り替え期間を引き延ばすためのメンテナンス方法をオーナー様へ提案するのも効率化の1つです。

このような知識があれば効率的な作業方法を考えることのヒントになります。

現場ごとに対応策は変化し、複雑になってしまうこともありますが、長い目で見ると利益に繋がっていきます。

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