この10年の間に状況が大きく変わり、それに伴いORBOTの役割やニーズも変化しています。
古いマシン ORBOT mini
先日ORBOT miniという以前に販売していたマシンを見かけました。5年以上前に生産を終了したマシンです。
当時は世界中で需要がなく、日本でも20台程度しか販売実績がありません。しかし、その後継機にあたるORBOT SLiMは世界中で売れており、日本でも多く出ていますが特にヨーロッパでは大変人気が高いと聞いています。それに加えて、14インチのORBOT LiOも需要が高まっています。
小さいマシンの需要が高まっている理由は以下が関係していると考えています。
時代に適したマシン
同じサイズ感のマシンにも関わらず、こうも販売実績が違うのにはいくつかの要因があります。
それには時代の変化や情報が大きく関係しています。10年前は物件でコンセントを使用してはいけない現場はほとんどありませんでした。しかし、最近では電源が使用出来ずにコードレスマシンを使用しないといけないという現場が増えています。コンセントを使用できない理由は安全性の点など色々とありますが、コードレスマシンが一般的になってきたということです。
指導の手間や扱いやすさ
人材不足に関しても10年前と比較すると変化しています。最低賃金も大きく変化し、2013年は東京で869円、2023年は1,113円です。2023年は全国の最安値でも869円を超えている状態です。
社員、アルバイトを雇うと仕事をしてもらう上で教育が必要となります。そして教育や指導の時間は売上が発生しません。しかし品質を求めると時間、お金を投資し、教育していく必要があります。
時給が上がっていることから教育費も必然的に上がってしまいます。そのため、教育や指導を簡潔にできるマシンや資材を使用することが会社の利益に直結します。
カーペットは難しくない
「カーペットは難しいのでやりたくない」という声を何度も聞いたことがあります。しかし、ここ最近ではこの言葉を聞く回数が明らかに減りました。これもORBOTが広まったおかげだと考えています。ORBOTを使用することでリスクを低減させ、品質を上げることが可能となりました。カーペット業界には大きく貢献をしたマシンだと思います。
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