床洗浄機は、スクラバーとも呼ばれ、水撒き、ブラシがけ、水回収を1台で行う効率性に優れた清掃機器です。
床洗浄機を導入することで環境を清潔に保つだけでなく、清掃にかかるコストの削減にも繋がります。そんな床洗浄機の種類や選ぶ際のポイントをご紹介します。
床洗浄機の種類
床洗浄機は主に業務用として使われ、「歩行型」と「搭乗型」の2種類があります。
1.歩行型
大きさがコンパクトで持ち運びしやすく、清掃時も小回りが利くのが特徴です。1名がボディを押すような形で洗浄を行います。1台あれば広い店舗やオフィスはもちろん、トイレや廊下など狭いスペースまで幅広く活用できます。
2.搭乗型
歩行型よりもボディが大きく、1名が本体に搭乗して操作をしながら洗浄を行うタイプです。多くは座席がついていますが、「立乗型」というタイプもあります。
汚水タンクなどが大きい設計になっているため、工場や空港など広大なスペースも短時間で効率よく洗浄できます。また、座っているだけで洗浄を行ってくれるため、清掃員にかかる負担も大幅に削減できます。
床洗浄機の出来ること
床洗浄機はさまざまな場面での活躍を期待できます
例えば、企業や施設等でモップやブラシを使って時間がかかっていた清掃を床洗浄機で行うことで、少ない人数で効率よく作業を行えるので清掃コストの削減に繋がります。
また、洗浄能力が非常に高いので、工場やレストランなどで発生する油汚れなどの落ちにくい汚れもキレイに落とし、清潔な環境を保つことができます。
空港や倉庫、大型ショッピングモールなど、広い敷地の清掃にも最適です。
一方で、床洗浄機は屋外での使用は出来ません。屋外の汚れや乾いた埃・塵を除去したい場合は、屋内外で使用できる「スイーパー(床清掃機)」がおすすめです。
床洗浄機の操作性について(利便性など)
床洗浄機は操作が非常に簡単で、誰でも簡単に扱える
動作の開始・停止は、歩行型・搭乗型ともにスイッチやコントロールパネルで行います。
清掃中も洗浄液を出したり汚水を回収したりなどの手間のかかる作業はすべて洗浄機が自動で行ってくれるので、清掃員の体にかかる負担を減らします。
衛生面を保つだけでなく安全に清掃を行える
歩行型も搭乗型も、清掃員からの視界が良好なため、歩行者や障害物にぶつかることなく安全に清掃を行います。また、汚水回収後の床をすべりにくくする効果もあり、使用した環境の安全性を高めるというメリットがあります。
床洗浄機を選ぶポイント
購入やレンタルなどで床洗浄機を選ぶ際、以下の3つのポイントに注目すると、最適な床洗浄機を選べるでしょう。
1.使用する環境の広さはどれぐらいか?
狭い通路などの幅に合わせて選ばないと、せっかくの床洗浄機が使えないという可能性があります。そのため、使用する環境の広さに合わせて製品やタイプを選びましょう。また、かなり広い面積を洗浄する場合は汚水を貯めておくタンクの容量も重要になってくるため、確認しておくと安心です。
2.操作音は気にならないか?
床洗浄機を企業や施設で使用する際に気になるのが操作音。使用するタイミングによっては周りの人に迷惑をかけてしまうかもしれません。時間や場所を気にせず使えるように、操作音は静かなものを選ぶといいでしょう。
3.メンテナンスや維持費は負担にならないか?
清掃中の負担やコストは軽減できても、それ以外の部分が負担になっては床洗浄機を導入したメリットが薄れてしまいます。汚水タンクなどの清掃方法は面倒でないか、洗浄液などの費用は高くないか、機械のメンテナンスは充実しているかなど、床洗浄機の性能以外の部分も重要です。
引用:https://jp.tennantco.com/apac-jp/Pages/Equipment/mechanized-cleaning-scrubber.aspx
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