Problem
広い床の洗浄で、こんな壁にぶつかっていませんか
面積が増えるほど、歩行型スクラバーでは作業者の体力と作業時間が先に尽きます。人を増やして押し切る運用は、人員が確保できた月しか成立しません。
タンクが小さいと、広い面積では何度も給排水に戻ることになります。往復の移動そのものがダウンタイムとして積み上がります。
搭乗式にしたいが、エレベーターに乗らない、通路で曲がりきれない、保管場所がない。大きさがそのまま導入の障壁になります。
洗浄液タンク110L・汚水回収タンクは消泡空間30Lを含む総容量140Lという大容量を持ちながら、全長1,520mm、スクイージーを含む幅850mm(650mmモデル)と小型エレベーターにも搭載できるサイズに収めています。最小旋回幅は1,730mm。洗浄幅700mmの歩行型スクラバーと比べて、1時間あたりの洗浄面積は約30%アップ(当社比)というのがメーカーの説明です。
Features
T7 3つの特長
35/55/75kg
最大75kgの接地圧を、床の凹凸に追従させる
ディスクヘッドの接地圧は35/55/75kgの3段階。ブラシとヘッドが床の凸凹に追従するフリーフロートシステムと組み合わせることで、平らではない床でも圧力を逃がさずに当てられます。シリンダーヘッドは18/36/54kgの3段階で、ブラシ後方のホッパーにより少量のゴミなら回収できます。接地圧と洗浄液流量はコントロールパネルから設定でき、電源を切っても設定値が残るため、現場責任者が決めた条件を担当者が再現できます。
- ディスク:13インチ×2枚(650mm)/16インチ×2枚(800mm)、225rpm
- シリンダー:直径150mm×2本、1,500rpm、ゴミ取りホッパー付き
- ブラシ・スクイージーブレードは工具なしで交換可能
ナノクリーン
洗剤レスで、給排水の回数まで減らす。
電解水洗浄技術「ec-H2Oナノクリーン」は、普通の水がモジュールを通過する際に電気分解し、ナノバブルを加えて洗浄液に変える仕組みです。汚水回収タンクに入ると普通の水に戻ります。タンク1つで最長3倍長く洗浄でき、従来の洗浄方法と比べて最大70%の節水になるとされ、給排水のために現場を離れる回数そのものが減ります。650mmモデルでの比較では、従来型の給排水3回・計158分に対し、ec-H2Oナノクリーン仕様は給排水1回・計104分と、54分の短縮(生産性34%向上)という試算が示されています。
- 全米フロア安全管理協会(NFSI)が転倒事故防止の洗浄システムとして認証
- NSFインターナショナル カテゴリーP1認証(食品関連設備の周辺・中での使用も可)
- 水質調整カートリッジは使用状況により12〜24ヶ月で交換
全長1,520mm
エレベーターに乗る搭乗式。保管場所も選ばない
スクイージーを含めた幅は850mm(650mmモデル)。小型エレベーターにも搭載でき、フロアをまたぐ現場でも運用できます。最小旋回幅1,730mmでコーナーや通路幅の狭い場所でも切り返しが少なく済み、スリムなデザインで前後の視界も確保されています。操作はワンステップ洗浄ボタンひとつで開始・停止でき、走行ペダルを放すと走行と洗浄が同時に止まり、パーキングブレーキが自動でかかります。67.0dBA(ディスク)の静音設計で、時間帯を選びにくい現場にも向きます。
- 全長1,520mm/全高1,270mm/最高走行速度6.4km/h
- 後進時はスクイージーが自動上昇、警告音で周囲に知らせる
- 汚水回収タンクは後傾でき、開口部が広く洗いやすい構造
Specification
T7 バッテリー式乗車型スクラバー 主要仕様
| 項目 | ディスク 650mm | ディスク 800mm | シリンダー 700mm |
|---|---|---|---|
| 洗浄幅 | 650mm | 800mm | 700mm |
| 洗浄方式 | ec-H2Oナノクリーン | ||
| 洗浄面積(最大) | 3,770m²/h | 4,610m²/h | 4,060m²/h |
| 洗浄面積(標準) | 2,530m²/h | 3,200m²/h | 2,790m²/h |
| パッド径 | 13インチ×2枚 | 16インチ×2枚 | — |
| シリンダーブラシ直径 | — | — | 150mm×2本 |
| 洗浄液タンク | 110L | ||
| 汚水回収タンク | 140L(消泡空間30Lを含む) | ||
| 接地圧(3段階) | 35/55/75kg | 18/36/54kg | |
| ブラシモーター | 0.45kW×2 | 0.45kW×2 | |
| ブラシ回転数 | 225rpm | 1,500rpm | |
| バキュームモーター | 0.45kW | ||
| 最高速度(前進) | 6.4km/h | ||
| バッテリー | 6V 205Ah/5h×4個(液入り・補水システム標準装備) | ||
| 標準稼動時間 | 2.5時間 | ||
| 全長 | 1,520mm | ||
| 全高 | 1,270mm | ||
| 全幅(洗浄ヘッド含む) | 800mm | 910mm | 800mm |
| 全幅(スクイージー含む) | 850mm | 1,000mm | 850mm |
| 重量(バッテリー含む) | 397kg | 419kg | |
| 最小通路回転幅 | 1,730mm | 1,840mm | 1,730mm |
| ノイズレベル | 67.0dBA | 69.0dBA | |
出典:T7 日本語カタログ(株式会社テナントカンパニージャパン)。オプションは回転灯・アラームユニット・密閉式バッテリー。
オペレータマニュアル(Rev.09)に記載の追加数値
| 項目 | 650mm ディスク | 800mm ディスク | 700mm シリンダー |
|---|---|---|---|
| 全幅(本体のみ) | 740mm | 740mm | 810mm |
| ディスクブラシ直径 | 330mm | 410mm | — |
| 重量(バッテリーを除く) | 265kg | 265kg | 287kg |
| 重量(標準バッテリーを含む) | 386kg | 386kg | 407kg |
| 重量(ヘビーデューティーバッテリーを含む) | 443kg | 443kg | 464kg |
| 音圧レベル LpA | 69dB(A) | 69dB(A) | 75dB(A) |
| 保護等級 | IPX3 | ||
| バッテリー(標準/ヘビーデューティー) | 6V×4個 235Ah@20時間(30.25kg)/335Ah@20時間(44.5kg) | ||
| 電気モーター | 洗浄ブラシ(ディスク)24V 0.45kW/(シリンダー)24V 0.50kW、バキュームファン24V 0.45kW、走行24V 0.85kW | ||
| タイヤ | 前輪1個 ソリッド 幅90×外径260mm / 後輪2個 ソリッド 幅80×外径260mm | ||
| 最大定格登坂・下降角度 | タンク満水時10.5%/タンク空時19.25%/洗浄作業時7% | ||
出典:T7 日本語オペレータマニュアル Rev.09(04-2016)。数値はEN 60335-2-72にしたがって決定されたものです。カタログとマニュアルでは、汚水回収タンク容量(カタログ140L=消泡空間30Lを含む/マニュアル110L)、シリンダーモデルのブラシモーター出力、バッテリー容量の表記基準(5時間率と20時間率)などで表記が異なります。本ページはどちらか一方に丸めず、出典を分けて併記しています。導入前の仕様確定は機番ベースで行ってください。
T7 は、でこぼこした面やハードフロア(コンクリート、タイル、石、合成物質など)の湿式洗浄用に設計された業務用乗車型機器です。土・芝生・人工芝・カーペットの上では使用できません。使用は屋内の用途に制限されており、公道での使用を意図した機械ではありません。カーペットの洗浄には別系統の機材が必要です。
Use Cases
T7 が力を発揮している現場
Operation
T7 を長持ちさせる運用のポイント
ec-H2Oタンクに洗剤を入れない
従来のクリーニング洗剤や還元剤を洗浄液タンクに入れた状態でec-H2Oを起動すると、システムが故障する可能性があります。切り替える際は、洗浄液タンクの水を抜いて洗浄し、きれいな冷水で満たしてから使ってください。水洗浄モードで作業する場合も、ec-H2O/FaSTシステムは作動させません。
まず接地圧より「ダブル洗浄」
頑固な汚れは、ワンステップ洗浄ボタンのあとにバキュームファンボタンを押してスクイージーを上げ、1回目で洗浄液を床に留めます。2回目にバキュームを効かせて回収する手順です。ディスクモデルはダブル洗浄の前にサイドスクイージーを外します。いきなり接地圧と流量を最大にするより、床材とパッドへの負担が小さく済みます。
エコノミーモードで稼働時間を伸ばす
ブラシ接地圧と洗浄液流量を最も低い設定にすると、エコノミーモードとして稼働時間を伸ばせます。通常の作業条件では、まず一番低い設定から始め、落ちない箇所だけ上げていくのがマニュアルの推奨手順です。洗浄効果は走行速度と床面の状態にも左右されます。
点検は「毎日」と「時間ごと」で分ける
毎日はスクイージー・ブラシ/パッドの破損と磨耗、汚水回収タンクとバキュームファンフィルターの清掃。50時間ごとにフロアスカートの点検とシリンダーブラシの前後入れ替え、100時間ごとにタンクシールとドライブベルト、200時間ごとにバッテリー端子。埃のひどい現場では間隔を短くします。オペレーターが行う項目と、訓練を受けた者が行う項目はマニュアルの一覧表で分けられています。
いずれも T7 日本語オペレータマニュアル Rev.09 に記載のある内容です。手順の詳細は下記の取扱説明書(PDF)をご確認ください。
Compare
T7・T7AMR・T300 の選び分け
同じ「T7」の名を持つ T7AMR は、AIによる自律走行で無人清掃を行うロボットスクラバーです。人が乗って操作する T7 とは運用そのものが違います。作業者が張り付ける時間帯があるなら T7、夜間や早朝に人を割けないなら T7AMR、というのが最初の分岐点です。
| 項目 | T7(本機) | T7AMR | T300 |
|---|---|---|---|
| タイプ | 搭乗式(乗車型) | 自律走行式ロボット | 歩行型 |
| 洗浄幅 | 650/800mm(ディスク)、700mm(シリンダー) | 26インチ | 510mm(20インチ) |
| 洗浄液タンク | 110L | 110L | 42L |
| 運用の前提 | 作業者が搭乗して操作 | 教示後は無人で走行 | 作業者が押して操作 |
| 向いている規模 | 大型モール・工場・物流センター・駅コンコース | 6,000〜16,000㎡ | 中規模フロアの日常清掃 |
無人清掃を検討するならT7AMR、より小さい現場にはT380AMR。歩行型に落とすならT300やT2があります。面積・作業時間帯・人員の3点をお知らせいただければ、こちらで候補を絞ってご提案します。
Support
T7 の販売・修理・部品供給について
インテックスソリューションは、テナントカンパニー(Tennant Company)製品を長年取り扱う専門商社です。T7 についても、新規導入の販売にとどまらず、稼働中の機体の修理・点検の窓口対応、スクイージーブレード・ブラシ・パッド・バッテリー・ec-H2O水質調整カートリッジといった消耗品や純正パーツの取り寄せを、代理店として継続してお受けしています。
国内の取扱体制の再編にともない、購入・修理の窓口が変わったというご相談も増えています。他ルートで導入された T7 でも、機種名とシリアル番号が分かれば、当社経由でパーツの取り寄せや代替機のご案内が可能です。部品の納期は在庫品で数日、海外取り寄せ品で2〜4週間程度が目安です。搭乗式は稼働停止が現場全体の計画に影響するため、消耗品はまとめて在庫を持っておく運用をおすすめしています。
まずは銘板の型番・シリアル番号、稼働の可否と不具合の症状、必要な消耗品の品目を整理してご連絡ください。詳しい進め方はテナントカンパニー製品の修理・代理店・代替機ガイドにまとめています。
Documents
T7 の取扱説明書・カタログ・パーツリスト
T7 ライダースクラバー 日本語オペレータマニュアル Rev.09(04-2016)。重要な安全注意事項、制御装置と計器類、洗浄モードの設定、ダブル洗浄、タンクの排水と洗浄、トラブルシューティング、点検整備一覧表、仕様表と寸法図まで収録。
T7 日本語カタログ。3ヘッド構成の主要仕様一覧と寸法図、ec-H2Oナノクリーンの解説、洗剤代の削減試算と給排水時間の比較、認証情報を収録しています。
シリアル番号 20000 までの機体向け部品図と品番の一覧です。部品を手配する際は、この品番をそのままお知らせください。
シリアル番号 30000 以降の機体向け部品図と品番の一覧です。ご自身の機体がどちらに該当するかは、銘板のシリアル番号でご確認ください。
FAQ
T7 のよくあるご質問
【出典・参照元】
本ページの数値・機能説明は、下記2点の公開PDFに記載された内容のみを使用しています。
T7 ライダースクラバー 日本語オペレータマニュアル Rev.09(04-2016/Tennant Company)
T7 日本語カタログ(株式会社テナントカンパニージャパン)
メーカー公式:Tennant Company
Contact
T7 の導入相談・修理・パーツのお問い合わせ
「エレベーターに載るか」「搭乗式と自律走行のどちらが先か」「使っている機体の部品はまだ出るか」といったご相談だけでも歓迎しています。面積・床材・作業時間帯・人員をお伺いした上で、新規導入と継続利用の両方の視点で整理してご返答します。
またはお電話:0120-756-568

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