ここ最近は全国的に異常な暑さです。その暑さは人間へ疲労を与えますが、マシンや道具にもダメージを与えます。
道具を大切に扱う上で、温度で起こりうることを頭に入れおくことは重要です。
車内の温度は60度に
夏場の車が暑いなんてことは皆様もご存知かと思われます。そんな車内は1時間程度で60度近くになってしまいます。
サンシェードなどの対策を行っていれば、少しでも温度を抑えることができますがそれでも50度程度にはなってしまいます。
JAFが出しているデータなのでそれなりの信憑性はあると思いますが、10年ほど前のデータです。ここ数年の異常な暑さとまだ7月ということを考えると、これからさらに車内は暑くなってしまうかもしれません。
引用:https://jaf.or.jp/common/safety-drive/car-learning/user-test/temperature/summer
マシンや道具、ケミカルの劣化に繋がる
マシンや道具にはいろんな素材が使用されています。その中でもプラスチックやゴムは熱に弱い素材です。耐熱を考えて作られていないパーツがほとんどなので、劣化が早くなってしまいます。
またケミカルを車内に置きっぱなしにしていて、暑さで膨張して漏れてしまうという話も珍しくはありません。
そして、最も危険なものはバッテリーになります。車内にバッテリーを置いていて爆発したという話をこれまでに聞いたことはありませんが、これから気温が上がり続けているとどうなってしまうのかはわかりません。
ただ、内部のパーツが破損してしまうということは起こるので車内にバッテリーを放置するのはご注意ください。
気温の変化で修理は増える
オーボットなどのマシンのメンテナンスを行う上で、修理が増えるタイミングがあります。それは、
- 急激に暑くなったとき
- 急激に寒くなったとき
の2つのタイミングです。素材によれば温度によって、膨張と収縮を行うので劣化に繋がります。さらに車内にマシンを置きっぱなしにしていることが多いと修理の発生が早いように感じます。
これらのことを知っているとマシンや道具の寿命を伸ばすことは可能です。急に壊れて現場が回らなくなってしまうと困るのは自分自身です。
少しでもマシンや道具の寿命を伸ばすことを考えると、車内から出来る限り降ろすことと、車内の暑さ対策を考えることが重要なのではないでしょうか。
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